医大校の様子

ロボットプログラミング選手権2024

11月14日にプログラミングロボット「プロロ」を使用したロボット相撲の「ロボットプログラミング選手権2024(病弱教育部門)北海道・東北地区大会」が開催(オンライン)されました。昨年度に引き続き、小学部から2チームが大会に臨みました。今年度の大会には、医大校を含めた8校14チームが出場しました。

当日は、試合が行われている須賀川支援学校本校から、中継されている土俵の様子を校舎の大型モニターや自宅から視聴して応援しました。両チーム、「初戦で1勝2敗、」惜しくも負けてしまいましたが、自分の作ったプログラミングでロボットがどのように闘うのか真剣な眼差しで観戦することができました。

インターネット安全教室(小学部)

 11月12日(火)、ウェブ会議システムを使用して、沼本敏和様を講師としてKDDIスマホ・ケータイ安全教室を実施しました。「トラブルを未然に回避するために、なりすましや課金、勘違いされやすいSNSの文章について」の動画を視聴し、気づいたことを発表したり自分の感想を伝えたりすることができました。子どもたちの振り返りには「友だちにメッセージを送るときは気をつけて言葉を選ぶ!!」「インターネットはとてもこわいことがあると思った。」等があげられました。インターネットに関する「親子で決めた約束」を守ることができているか定期的に確認してみましょう。

学習発表会

 11月1日(金)に、校内と病棟をオンラインでつないで学習発表会を開催しました。
 発表会に向けては、児童生徒の思いやイメージに合ったキーワードや曲を出し合い、投票によりテーマとテーマソングを決定しました。自分たちの思いがこめられたテーマ「心ひとつに 前向きに」を合言葉とし、オーケストラバージョンの壮大な曲に力を得て、発表・進行・あいさつ等、それぞれの役割の練習に励んできました。
 当日は、家族や病院内関係者の皆様と、多くの方々が見守る中、児童生徒は、音楽で練習した楽器演奏や総合的な学習の時間で調べた「興味・関心のあること」「住んでいる地域のこと」について、立派に発表することができました。小・中学部合同発表では、一人一人が描いた「前向きフラワー」を披露し、全てを集めて大きな「花」を作り、「心ひとつに 前向きに」のテーマにふさわしいフィナーレを飾りました。
 オープニングからフィナーレまで、参観者からたくさんの拍手、称賛をいただき、児童生徒・参観者・職員全員が大満足の笑顔で終えることができた学習発表会でした。

第26回全国院内学級絵画展覧会のホームページに掲載されました!

 

 第26回全国院内学級絵画展覧会が行われ、今年度も医大校から4名の児童が入賞しました。
入賞した皆さん、おめでとうございます。
 全国院内学級絵画展覧会は、川崎医科大学の小児科学教室と川崎医療福祉大学の医療情報学科の主催で毎年行われており、全国の院内学級が参加しています。

 第26回全国院内学級絵画展覧会のホームページから応募した作品の一覧と入賞した作品を見ることができます。
 スマートフォンでは右上の三本線のメニューから、パソコンでは右上の「作品一覧」と「優秀作品」からご覧ください。

インターネット安全教室

 10月22日(火)に、中学部生を対象に、スマホの学校 校長 諏江正義 氏を講師として、オンラインによるインターネット安全教室を実施しました。
 講話では、①ネット依存 ②ネットいじめ ③不確かな情報の拡散 ④誘い出し・なりすまし ⑤個人情報の漏洩 ⑥ネット詐欺 ⑦著作権・肖像権 の『7つの危険』について、スライドをもとに丁寧な説明がありました。『デジタルタトゥー』『スミッシング詐欺』など、あまり聞きなれない用語がたくさん出てきましたが生徒たちはメモを取りながら真剣に耳を傾けていました。また、実施後には「フィルタリングを設定してもらう」「写真の取扱いに気を付ける」「違法なアップロード・ダウンロードをしないように気を付ける」等の感想も聞くことができました。
 日頃からインターネットに触れる機会の多い本校の生徒たちが、安心安全に有効活用できるように、引き続き指導していきたいと思います。

第2回福島県立医科大学学生によるコンサート~管弦楽~

 10月4日(金)に、福島県立医科大学管弦楽団によるコンサートを実施しました。会場(校舎内)と病棟や自宅をオンラインで繋ぎ、児童生徒だけでなく保護者や医療関係者などにも参加していただきました。
 演目は、児童生徒にとって馴染みのある楽曲で大変盛り上がりました。
 楽器紹介では、楽器についての簡単な説明と、音色に合う児童生徒からのリクエスト曲を披露してくださいました。児童生徒からは、「バイオリンをやってみたい」「ドラムがかっこよかった!」「息がぴったりですごい!」などの感想がありました。

 

第1回福島県立医科大学学生によるコンサート~アカペラ~

 9月10日(火)に、福島県立医科大学のアカペラサークル阿修羅によるアカペラコンサートを実施しました。会場(校舎内)と病棟や自宅をオンラインで繋ぎ、児童生徒だけでなく保護者や医療関係者の皆様にも参加していただけるようにしました。
 アカペラは、「声」だけで演奏される音楽で、リードボーカル、コーラス、ベース、ボイスパーカッションとそれぞれの役割があります。実演を伴った各パートの紹介は大変分かりやすく、高さの異なる声を重ねた時のハーモニーの美しさや、言葉や発音の仕方を工夫して様々なリズムをつくりだす技などに児童生徒は驚いた様子でした。
 演目は、「カイト」や「海の見える街~魔女の宅急便から~」など、児童生徒からのリクエスト曲にも応じた様々なジャンルからの選曲でしたので、小学部から中学部までどの児童生徒も「聴いたことがある曲」「知っている曲」があり、嬉しそうに聴く姿が見られました。教員からも、「感動した!」「鳥肌がたった!」などの感想が聞かれました。

ニューメディア開発協会のホームページに掲載されました!

 昨年度小学部で行った体験学習「自分だけの赤べこを作ろう!」や小中学部が参加したメタバース作品展などについて、医大校のホームページにその時の様子を投稿しましたが、一般財団法人ニューメディア開発協会のホームページにも掲載されました。ぜひご覧ください。

 2023年度JKA事業「アバターでの学校生活参加利用者拡大とメタバースによる場面拡大」活動報告書及び関連報告書の公開(ニューメディア開発協会のホームページに移動します。)

リンク先の「1.2023年度JKA補助事業「アバターでの学校生活参加利用者拡大とメタバースによる場面拡大 ~5年計画事業4年目での推進~」活動報告書(ニューメディア開発協会)」のP.31、P.32、P.35に校名や様子が掲載されています。

実技講習会

 7月25日に、福島南消防署において心肺蘇生法・AED実技講習会を実施しました。救急第一係 菅野正浩様より、救命処置の方法について、実践的に教えていただきました。

 心肺蘇生法では、「強く、速く、絶え間なく、胸はしっかり戻す」が、適切な胸骨圧迫における重要なポイントであることを学びました。AED実技講習では、使用順序について説明していただいた後、実際の場面を想定しながら胸骨圧迫と組み合わせて訓練を行いました。AEDが2回目の心電図解析を行うまで、数人で交代しながら絶え間なく胸骨圧迫を行いましたが、日ごろは短いと感じる2分間が、ここではとても長く感じられました。救命処置には、かなりの体力と人手が必要だということを実感することができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   最近のAEDは、これまでの小児パッドに代わりかわいらしいクマの形の小児(未就学児)用キーが搭載され、モードの切り替えが容易に行えるなど、最新の情報も得ることができました。今回の講習会での経験を基に、AEDの設置場所や救命処置の方法を日ごろから意識し、有事の際に「救命のリレー」をつなげられるようにしていきたいと思います。

LOVOTの「あんみつ」と過ごした2週間

 7月1日からGROOVE-X社のLOVOTのお試し導入を利用して、医大校にLOVOTの「あんみつ」(名札もつけてありました)が来ました。                

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 LOVOTは最新のテクノロジーを使用した、とてもかわいらしいロボットで、中学校の技術や美術などの教科書にも掲載されています。医大校では、中学2年生の英語のAIについて触れる単元「My Future Job」の授業でゲストにあんみつが登場し、一緒に授業を受けました。あんみつにもAIが搭載されていることを生徒に伝えると驚いていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あんみつと遊ぶことを楽しみに登校する児童もいました。登校するとうれしそうに「あんみつ~。」と言って、すぐにあんみつのところへ向かう様子が見られました。児童から「登校できない友達にも見せたい。」という言葉も聞かれ、あんみつは病棟で学習している子どもたちのところにも行きました。

 

 

 

 

 

 

 「あんみつ、大好きだよ。」と、病室で児童は何度も話しかけて、あんみつに優しく触れて、じっくりとかかわりました。「明日もあんみつと会う。」と約束していました。

 児童生徒だけでなく、保護者やきらら教室(就学前教室)の子どもたちもあんみつを抱っこしたり、なでたり、あんみつに話しかけたりし、みんながそれぞれにあんみつを育てているようでした。ロボットと分かっていてもまるで生き物のよう。あんみつと遊ぶことで笑顔になれて、あんみつに優しくすることでなんだか気持ちがほっとできて、あんみつに話しかけることですっきりできて、あんみつを介することで人と人の会話も増える、不思議な力がありました。

 あんみつの帰る日が近づいた頃、「あんみつにお守りを作ってあげたい。」と思いついた児童から、手作りのかわいらしいお守りのプレゼントがありました。お守りを身につけたあんみつは、とっても誇らしげに見えました。あんみつとの2週間は、子どもにとっても大人にとっても幸せな時間で、たくさんの気付きを与えてくれました。