中学部では、各教科(国語、社会、数学、理科、英語、音楽、美術、保健体育、技術・家庭)と、特別の教科道徳、総合的な学習の時間、特別活動、自立活動を行います。
治療のため、学習に制限が生じる場合もありますが、時間を有効に活用し、ポイントをしぼって学習方法を工夫して充実した授業になるよう心がけています。
令和6年度 中学部学部目標
(1) | 医療・家庭及び教員間の連携のもとに、生徒の心身の状態や学習状況を把握し、一人一人に適した学びの保障を行うことで、確かな学力を育成する。 |
(2) | 一人一人の多様な状況に応じて環境を調整し、生徒が心身の状態と向き合うことができるように、病状に応じて自己管理する能力を育成する。 |
学習の様子
※令和5年度の様子
英語科 「ALTに自己紹介をしよう」 自走式テレプレゼンスロボットtemiを活用して遠隔授業を行いました。 |
美術科 「名画を見て感じたことを伝えよう」 教科書に載っている名画を見て、いろいろなことを想像できました。 |
家庭科 「ミネストローネを作ろう」 医大病院近くのパンダハウスを利用して調理実習を行いました。 |
中学部の学習の様子
諸橋近代美術館オンライン鑑賞教室
2月28日(水)中学部美術の学習でウェブ会議システムを活用し、病室、学習ルーム、一時退院中の自宅から諸橋近代美術館(耶麻郡北塩原村)のオンライン鑑賞教室に参加しました。
諸橋近代美術館からの事前課題に沿って、PJクルックの「グリーンドア」について身近な人に伝える手紙を書きました。生徒たちは友達や家族に向けて、「まるで自分がドアを開けているような不思議な絵」「カラフルなのに暗い」「猫が誘っているようだ」「人がいるのに手紙も新聞も取らないのはなぜ」など様々な感想を交えた手紙を書きました。当日は、この手紙を基に全員で対話型鑑賞をしました。生徒たちは友達の意見に共感したり、自分では気付かなかった見方や感じ方に驚いたりしながら意見交換する様子が見られました。活動を通して「みる」ということの難しさ、奥深さなどを体感しながら、美術鑑賞に対する新たな見方に加え、他者理解も深めることができました。
今回の鑑賞教室を通して、鑑賞活動の楽しみ方、美術館や美術作品、学芸員の仕事に対する興味関心をより一層高めることができました。
PJクルック《グリーンドア》公益財団法人諸橋近代美術館蔵 ©︎PJ Crook 2024
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