小学部の学習の様子

　今年度最後の合同学習「クイズ大会」を行いました。

　今回は、それぞれが事前に考えてきた「〇×クイズ」を出し合いながら、クイズ王を決定しました。クイズのテーマは、「ぼく、わたしのすきなこと」です。 

　「ぼくは、温泉が好きなので、温泉クイズを考えました。」「ぼくは、おしろがすきなので、名古屋城クイズです。」など、自分の好きなことを紹介しながら出題することで、自分のことを友達に知ってもらう良い機会にもなっていました。

　児童が考えたクイズは工夫が凝らされ難易度が高く、教師も参観された保護者も思わず「う～ん」と唸ってしまうような場面が多くありました。その分、正解したときの喜びもひとしおでした。 

　最後に分校長より、優勝者には賞状が、すてきな問題を考えてくれた児童にも教師手作りのバッヂが贈られました。

　緊張しながらも最初に出題することを快く引き受けてくれる高学年生の姿、一問一問一生懸命考えてクイズに答える姿、みんなに正解してほしいという優しさからたくさんヒントを出す姿など、児童の良い面をたくさん見ることのできた活動でした。

　1２月２０日（水）小学部では「ゲーム大会」を行いました。

　「まちがいさがし」の問題に先生が登場すると、みんな真剣に画像を見つめ、違いを見つけようと集中して取り組んでいました。「画家ゲーム」では、先生の指示を聞いてじっくり考え、大きさや位置を意識して形を描いていました。

　今回は、正解するごとにポイントがもらえるルールで、満点を獲得する児童も出ました。景品を選ぶ場面では、高得点だった児童から順に選ぶことができる中、選ぶ順番を譲り合う姿もあり、児童の優しさや思いやりが感じられる活動にもなりました。

　体調に合わせてベッドサイドや自宅ともオンラインでつなぎ、みんな一緒に楽しい時間を過ごすことができました。

　11月1日（水）に行われた小学部ミニ学習発表会では、児童それぞれが今年度の学習で調べたことやできるようになったことを友達や保護者の皆様、医療関係者の方々の前で発表しました。

　国語で学習した古典の音読、生活科で育てた植物について、総合的な学習の時間に見学したドクターカーについて、自分でテーマを決めて描いた絵や大好きな歌の発表など、発表内容は様々で、とても楽しい発表会となりました。

　表彰式では、分校長から一人一人に賞状と賞賛の言葉がおくられました。

　みんなの前で発表することは、とても緊張するものですが、発表が終わった後に大きな拍手をもらったり、友達や分校長からの感想のコメントをいただいたりした児童には、満足した笑顔が見られました。

　小学部２年生の音楽の授業『音楽づくり』では、身の回りの音を探して、聞こえる音を声で表したり、見つけた音を組み合わせて音楽をつくったりする学習を行いました。

　病室で見つけた音はたくさんありました。カーテンの開閉の音、点滴の音、Switchを操作した時の音、ティッシュ箱からティッシュを引き抜いた時の音、マジックテープをはがした時の音…その中から、気に入った音を組み合わせたり繰り返したりしてリズムをつくりました。

　病棟の学習ルームには、小さなツリーチャイムとカリンバが置いてあります。「どんな音がするのかな？」音を鳴らしてみると、キラキラした音や水の中で聞いているような音がしたそうです。「この音も組み合わせてみよう！」

　こうして、素敵な音楽ができあがりましたのでご紹介します。

曲名：キラキラのおんがく　　　作：Ｈさん

キラキラの音楽.mp3

　今回の小学部合同学習では、「大すごろく大会」を行いました。事前に自分のコマを作ったり、マスの内容を考えたりしました。久しぶりの合同の授業でしたが、ふりだしに戻るのマスに誰かがとまると「えーっ！」といいながらも楽しんでいる姿が印象的でした。また、友達とじゃんけんをするマスもあり、白熱した勝負が見られました。最後になった友達のこともみんなで応援し、全員がゴールできると歓声があがりました。