先日閉幕した大阪・関西万博のパナソニックグループパビリオン「ノモの国」で行われた「ノモと、ヒカリと、モノガタリ」というプロジェクトに医大校の児童が参加しました。ノモの国の建物がライトアップされる夜に、子どもが作った物語がライトや音楽とともに流れるという演出です。

８月に児童が国語の学習で物語を作り、その物語にどのようなライトの色や効果音、BGMをつけるのかについて株式会社miraiiのコーチとのオンラインワークショップで考えました。細かな色合いや音の雰囲気など、１つ１つじっくり見聞きしながら決めていきました。万博会場で流れる日を心待ちにし、１０月８日、遂に大勢の来場者のもとで流れました。後日、児童は映像を見て、本当に自分の物語が流れたととても喜んでいました。大阪・関西万博に自分が関わることができたということ、本人らしさのあふれる素敵な作品ができあがったことで学校や病棟でたくさんの人からコメントをもらえたことが、自信につながった貴重な機会となりました。

９/２（火）、病棟学習ルームで、小学部児童全員で合同学習「つくろう！あそぼう！空気砲」を行いました。

　今回は、ペットボトル空気砲を使った的あてを最終ゴールに、児童それぞれがデザインを考えて的を制作しました。どんな絵を描こうかじっくり考える児童、色づかいを工夫しながら描き進める児童、思いついたイメージをどんどん絵にしていく児童と、取り組み方から個性あふれる姿を見せていました。

できあがった的をみんなで鑑賞したら、いよいよ的あてです。真剣に狙いを定めてポン！一度に２つの的を倒すナイスプレイもあり、高得点が続出しました。友達と一緒に活動する楽しさを味わいながら、笑顔あふれる時間を共有することができました。

　２/５（水）に小学部クイズ大会を行いました。児童・教員が一人１問ずつ「食べ物に関するクイズ」を準備して、当日に臨みました。当日は、合計６問のクイズに挑みましたが、児童が一生懸命考えたクイズはとても難しくクイズ大会にはちょうど良い問題ばかりで、教員も思わず「う～ん。」とうなってしまうほど…。

　解答者は、正解するためによく考え、自分から積極的に質問していました。

　一方、出題者は、オンラインで参加する友達が聞き取りやすいように気をつけて話したり、友達の様子を見ながらヒントを出してみたりするなど、相手の気持ちを考える姿も見られました。

　クイズに正解して喜ぶ笑顔、クイズに答える真剣な表情、出題するときの少し緊張した表情など、様々な表情が見られた１時間でした。

【みんなのクイズ】

1２月１８日（水）小学部「ゲーム大会」がありました。

説明の通りに絵を描いていく「ふたごの画家ゲーム」、「何が飛んだかな」、先生たちの２枚の写真を比べる「まちがいさがし」の３つのゲームに取り組みました。

オンラインでつないだそれぞれの場所から「えー。」「やったー！」「分かったー！」と子どもたちの楽しそうな声が聞こえてきました。景品を選ぶ場面では、自分より年齢の低い児童に順番を譲る姿も見られました。

離れていても同じ時間と活動を共有して過ごすことで、気持ちをリフレッシュさせる時間になったのではと思います。

　10/2（木）に医大校、病棟学習ルーム、自宅をオンラインでつないで小学部全員参加による合同学習「制作」を行いました。好きな果物や秋をイメージした果物を制作し、持ち寄りました。当日は大きな紙にローラーで模様をつけたり、それぞれの葉っぱを作ったりする時間を設けた後、みんなの作品を1つの大きな作品へとまとめました。色や貼る場所を選び、友達の様子を見てやりとりしながら活動しました。それぞれの作品の工夫や「いいな」と感じたところを発表することもでき、にぎやかで楽しい時間を共有できました。

　６月２６日（水）に、小学部体験学習をモニター越しで行いました。
 　福島県会津若松市のNPO法人Lotus様を講師としてお迎えし、会津についてのお話や起き上がり小法師の作り方をオンラインで教えていただき、みんなで可愛いキーホルダーを作りました。Lotus（会津若松市）、医大校、病棟のイベントルーム、学習ルーム、ベッドサイド２か所、計６か所をオンラインでつなぎ、やりとりをしながら活動しました。それぞれに作りたい起き上がり小法師をイメージし、真剣に色を塗る児童、友達の作品を参考にオリジナルの描き方を工夫する児童、会津木綿の貼り方を講師の先生に質問して綺麗に仕上げようとする児童など、それぞれに個性がキラリと光る素敵な起き上がり小法師が出来上がりました。同じ時間に同じものを作ることで、空間、時間、思い出の共有ができ、児童からの感想にも「楽しかった、嬉しかった」との声があがりました。

　福島県立医科大学附属病院のイベントホール「フォレストきびたき」をお借りして、小学部クイズ大会を行いました。

　ホールと医大校教室、各病室の計4か所をオンラインでつなぎ、リアルタイムで双方向のやりとりをしながら、児童がそれぞれ考えて持ち寄ったとっておきの〇✖クイズを出し合いました。

　大好きなカブトムシのクイズ、本を読んで知った情報のクイズ、身近なネコに関するクイズ…

　答える時には、正解するためにみんな真剣です。予想していた以上に長い時間をかけて答えを出しました。教員も答えが分からず、思わず「う～ん。」という声が漏れました。

　小学部児童全員で参加し、直接または画面を通してお互いの笑顔を見合ったりやりとりしたりすることができ、とてもにぎやかで楽しい時間になりました。

                                                              参加賞は、先生たちが作ったバルーンアート

　今年度最後の合同学習「クイズ大会」を行いました。

　今回は、それぞれが事前に考えてきた「〇×クイズ」を出し合いながら、クイズ王を決定しました。クイズのテーマは、「ぼく、わたしのすきなこと」です。 

　「ぼくは、温泉が好きなので、温泉クイズを考えました。」「ぼくは、おしろがすきなので、名古屋城クイズです。」など、自分の好きなことを紹介しながら出題することで、自分のことを友達に知ってもらう良い機会にもなっていました。

　児童が考えたクイズは工夫が凝らされ難易度が高く、教師も参観された保護者も思わず「う～ん」と唸ってしまうような場面が多くありました。その分、正解したときの喜びもひとしおでした。 

　最後に分校長より、優勝者には賞状が、すてきな問題を考えてくれた児童にも教師手作りのバッヂが贈られました。

　緊張しながらも最初に出題することを快く引き受けてくれる高学年生の姿、一問一問一生懸命考えてクイズに答える姿、みんなに正解してほしいという優しさからたくさんヒントを出す姿など、児童の良い面をたくさん見ることのできた活動でした。

　1２月２０日（水）小学部では「ゲーム大会」を行いました。

　「まちがいさがし」の問題に先生が登場すると、みんな真剣に画像を見つめ、違いを見つけようと集中して取り組んでいました。「画家ゲーム」では、先生の指示を聞いてじっくり考え、大きさや位置を意識して形を描いていました。

　今回は、正解するごとにポイントがもらえるルールで、満点を獲得する児童も出ました。景品を選ぶ場面では、高得点だった児童から順に選ぶことができる中、選ぶ順番を譲り合う姿もあり、児童の優しさや思いやりが感じられる活動にもなりました。

　体調に合わせてベッドサイドや自宅ともオンラインでつなぎ、みんな一緒に楽しい時間を過ごすことができました。