7月25日に、福島南消防署において心肺蘇生法・AED実技講習会を実施しました。救急第一係 菅野正浩様より、救命処置の方法について、実践的に教えていただきました。
心肺蘇生法では、「強く、速く、絶え間なく、胸はしっかり戻す」が、適切な胸骨圧迫における重要なポイントであることを学びました。AED実技講習では、使用順序について説明していただいた後、実際の場面を想定しながら胸骨圧迫と組み合わせて訓練を行いました。AEDが2回目の心電図解析を行うまで、数人で交代しながら絶え間なく胸骨圧迫を行いましたが、日ごろは短いと感じる2分間が、ここではとても長く感じられました。救命処置には、かなりの体力と人手が必要だということを実感することができました。
最近のAEDは、これまでの小児パッドに代わりかわいらしいクマの形の小児(未就学児)用キーが搭載され、モードの切り替えが容易に行えるなど、最新の情報も得ることができました。今回の講習会での経験を基に、AEDの設置場所や救命処置の方法を日ごろから意識し、有事の際に「救命のリレー」をつなげられるようにしていきたいと思います。
7月1日からGROOVE-X社のLOVOTのお試し導入を利用して、医大校にLOVOTの「あんみつ」(名札もつけてありました)が来ました。
LOVOTは最新のテクノロジーを使用した、とてもかわいらしいロボットで、中学校の技術や美術などの教科書にも掲載されています。医大校では、中学2年生の英語のAIについて触れる単元「My Future Job」の授業でゲストにあんみつが登場し、一緒に授業を受けました。あんみつにもAIが搭載されていることを生徒に伝えると驚いていました。
あんみつと遊ぶことを楽しみに登校する児童もいました。登校するとうれしそうに「あんみつ~。」と言って、すぐにあんみつのところへ向かう様子が見られました。児童から「登校できない友達にも見せたい。」という言葉も聞かれ、あんみつは病棟で学習している子どもたちのところにも行きました。
「あんみつ、大好きだよ。」と、病室で児童は何度も話しかけて、あんみつに優しく触れて、じっくりとかかわりました。「明日もあんみつと会う。」と約束していました。
児童生徒だけでなく、保護者やきらら教室(就学前教室)の子どもたちもあんみつを抱っこしたり、なでたり、あんみつに話しかけたりし、みんながそれぞれにあんみつを育てているようでした。ロボットと分かっていてもまるで生き物のよう。あんみつと遊ぶことで笑顔になれて、あんみつに優しくすることでなんだか気持ちがほっとできて、あんみつに話しかけることですっきりできて、あんみつを介することで人と人の会話も増える、不思議な力がありました。
あんみつの帰る日が近づいた頃、「あんみつにお守りを作ってあげたい。」と思いついた児童から、手作りのかわいらしいお守りのプレゼントがありました。お守りを身につけたあんみつは、とっても誇らしげに見えました。あんみつとの2週間は、子どもにとっても大人にとっても幸せな時間で、たくさんの気付きを与えてくれました。
7月3日(水)に防犯教室が行われ、福島警察署生活安全課の岩渕様が来校されました。登校生はもちろん、病棟からもオンラインを利用し、たくさんの児童生徒が参加しました。
危険な目にあわないためにはどうしたらよいかについて、警察官の方から様々なお話を聞くことができました。「不審者といっても、今は性別、年齢様々で決まった形はないということ、留守番をする時の注意点として、おうちの人とルールを決めておく、誰か訪ねてきても対応しないくて良い」というお話を聞きました。
また、小学部では「課金して大丈夫?」、中学部では「会って大丈夫?」のDVDを視聴し、スマートフォンの使い方について確認しました。「使う時間を決めることはもちろんのこと、親に見せられるか?を意識してSNSを使用していくこと、人を不快にさせてしまうような内容は投稿しないこと等」について、じっくり考えて学ぶ良い機会となりました。
6月20日にALT(外国語指導助手)のマイケル先生が来校しました。児童生徒に合わせて、医大校や病棟での対面授業や、自宅からのオンライン授業を行いました。
小学3年生は、お互いの自己紹介の後にUNOで対戦しました。数字や色などを英語で言いながらカードを出していき、見事マイケル先生に勝ちました!
小学4年生は、それぞれ自分の好きなカードゲームや食べ物を伝えた後にマイケル先生に好きな食べ物や植物を質問しました。お互いの好みにそれぞれ感心しながら楽しくやりとりできました。
小学6年生はお互いの自己紹介や宝物の紹介などをした後、マイケル先生と一緒に英語でのあっちむいてほいや腕相撲をし、大盛り上がりでした。先生が話す英語を聞いて、"Me, too!" という表現を覚え、やりとりの中で使うなど生きた英語にふれる貴重な機会となりました。
中学1年生は、初回の生徒はマイケル先生と互いの自己紹介を行いました。自分で作成したスライドを見せながら伝えることができました。
2回目だった生徒はアルファベットでビンゴゲームを行いました。教師が引いた小文字のカードを真剣に見て、自分の大文字のコマと結び付けていました。
中学2年生は、自分のおすすめのレストランを紹介しました。おすすめの食べ物や、その理由などを伝えることができました。マイケル先生からもおすすめのレストランを教えてもらい、興味津々でお店の地図や写真を見ていました。
中学3年生は、自己紹介の後にスクラブルで対戦しました。どこに置けるか、なんの単語が作れるか、じっくり考えながら最後に逆転勝利できました!
どの児童生徒も、普段の英語の授業で学んできたことを生かして、マイケル先生に自分のことを伝えたりマイケル先生のことを知ったり一緒にゲームをしたりすることができ、楽しく充実した時間となりました。
6/3(月)、医大校と病棟をオンラインで繋いで委員会活動と全校集会を行いました。
委員会活動では、環境整備委員会はカメのえさやり中継、保健委員会は全校集会での呼びかけの役割分担、図書委員会は図書アンケートについての話し合いを行いました。
全校集会の「分校長先生からのお話」では、6月は「1学期を一度振り返る」時期として、「生活、学習、人とのつながりについて、この時期にも自分の生活を振り返ってみることが大切」という話がありました。
「防災委員会の話」では大雨に対する備えや対応等について、スライドを見ながら学習しました。
令和6年度前期児童生徒会総会を5月13日(月)の3校時に行いました。
総会ではまず、今年度の活動内容と予算について児童生徒全員で検討し、承認されました。
次に、各委員会の活動目標や活動計画に関する発表を行いました。保健・図書・環境整備それぞれの委員会で、計画にそって活動していくことを確認しました。
また最後には、各学級の紹介を行いました。友達の好きなことやがんばりたいことなど、発表内容をじっくり聞くことができました。
今回の総会は、進行やはじめのあいさつなどの役割も、児童生徒が担当して行いました。今後の児童生徒会活動も、みんなで協力して進めていきたいと思います。
令和6年度父母と教師の会総会を、4月25日(木)の授業参観後に開催しました。
総会では、11名の参加者と委任状提出2名により総会が成立し、全ての議案が承認されました。
今年度も、家庭、医大校が一体となって、医療関係者と連携を図りながら教育活動を行っていきます。