楽しかったね!メタバースお楽しみ会!
2025年7月23日 16時10分7月17日(木)に児童生徒会主催の第一回お楽しみ会を行いました。事前の児童生徒対象アンケートでは、メタバース上での実施希望がとても多かったので、初めてメタバース上で実施し、児童生徒は医大校・各病室・自宅から参加しました。短い準備期間でしたが、児童生徒はそれぞれに自分の係の仕事を進め、日が近づくにつれて、「17日はお楽しみ会だよね!」と心待ちにする様子がありました。
お楽しみ会当日、司会の生徒からの「参加場所は違いますが、このメタバース上で一緒に楽しみましょう。」という言葉を皮切りに、ビンゴがスタートしました。
このビンゴゲームは、メタバース上で「ターザンロープに乗る」や「エモートであいさつ」などの全16個の指令の中から好きな指令を選び、こなしながらビンゴ達成を目指すというものです。どの児童生徒もメタバース上を思い切り駆け回り、なんと全員がビンゴに!さらには16個すべての指令をこなした児童生徒もいました。
続いて、ゲーム係の児童が考えてくれた○×クイズでは、メタバース上で答えだと思う方向にアバターを移動させる形で行いました。すぐに答えを決めて移動したり、迷って○と×の境目に立ったり、気付けばアバターがポップコーンを手にしてクイズに答えていたり・・・とアバターにもその子らしさがよく反映されていました。
最後にメタバース上でみんなで集合し、記念撮影を行いました。医大校は全児童生徒が実際に対面で同じ場所にいるということはほとんどありません。だからこそ全員が揃った形での記念撮影もとても貴重だと感じました。
終わりの会では、一人一人の感想発表を吹き出しに書いて行い、「楽しかった」というような感想がたくさん出ました。また、児童生徒同士の手紙の交換を行いました。手紙は宛名と差出人を書かず、医大校の誰に届くか分からない形で準備しました。どの児童生徒も、「自分だったらどんな手紙をもらうと元気が出るかな。」と考えながら一生懸命書いたようでした。医大校の児童生徒同士だからこそ、より伝わる手紙であっただろうと思います。
病気療養によるさまざまな体調等の変化や制限があっても、自分らしさを投影したアバターでメタバース上を自由に動けたという経験はかけがえのないものだったと思います。実際に医大校の仲間と会って話す機会はなかなかない児童生徒も、メタバース上ではすぐ近くに同じ医大校の仲間がいることを感じられたと思います。また、実際にそれぞれが希望した係でしっかりと役割を果たして作り上げた第1回お楽しみ会が楽しく、大成功に終わったことも、児童生徒の今後の原動力となってくれるのではと思っています。45分間という短い時間でしたが、どの児童生徒もいきいきと活動する姿が本当に印象的でした。
今回のお楽しみ会は、一般財団法人ニューメディア開発協会の方々に素敵なメタバースの会場を貸していただき、当日もご協力いただいたことで実現できました。ありがとうございました。