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2024年7月の記事一覧

グループ研修②

 

 今年度も、グループ研修①で検討した各グループテーマをもとに、一人一人がマイテーマを設定し、研究を進めます。

 各グループの一人目の話題提供者を中心に、グループごとのカラーを出しながら和やかに協議する姿が見られました。

【Aグループ(教科指導・授業研究)テーマ】

 「最適な学習環境を探り、主体的な学びを引き出す授業づくり」

  [マイテーマ] 主体的に学ぶ姿を引き出す外国語の授業づくり 

【Bグループ(教科指導・事例検討)テーマ】

 「多角的な視点を生かした事例検討」

  [マイテーマ] 音楽科の特質に応じた言語活動の充実のために

【Cグループ(自立活動)テーマ】

 「入院治療中である児童生徒の自立活動の在り方について」

  [マイテーマ] 医大校における自立活動について、短期間での、実態把握から目標設定までの手続きについて

 

 

 

専門研修会

 7月24日(水)に、福島県立医科大学看護学部准教授/附属病院看護部 小児看護専門看護師 古橋知子様を講師としてお迎えし、「病弱のこどもたちの心身に応じたかかわりと、かかわり手の心構え」という演題のもと、専門研修会を実施しました。

 医大校教員の事前質問をもとに、専門看護師の制度・役割や子どもたちの心身、きょうだい支援、緩和ケア、そしてかかわり手の心構えなど多岐にわたる内容について、事例や体験を踏まえながら具体的かつ丁寧にお話をいただきました。また、会場で参加されていた病棟看護師さんにも話題をふっていただき、実際の現場の声や実践も聞くことができました。

 「痛みは個人的な経験であり、主観的なもの。本人が『痛い』と言ったらそれは痛みであり、周りが判断できることではない。一方で、痛みの感じ方に影響を及ぼす因子があり、痛みを増強させる因子や軽減させる因子など、因子により閾値が上下するものであること。病気になって『変わること』『変わらないこと』がある。子どもが本人らしく過ごせるよう最善を尽くす。」など、かかわり手としての私たち教員が忘れてはいけないこと、大切にしなければならない視点についてもお話をいただき、大変貴重な学びとなりました。

 実施後、校内で参加した医大校教員や、オンラインで参加された関係校の先生方からは、「病気に『重い』『軽い』はない、という言葉が印象に残った。」「緩和ケアのとらえや悲嘆、喪失について、お話をうかがい勉強になった。」「目の前の児童生徒に合わせた支援を継続していきたい。」など、感想がありました。

 日頃から、古橋先生をはじめ医療関係者の皆様には、本校の教育活動へのご理解とご協力をいただいておりますこと、感謝いたします。今後も、「一つのチーム」として、それぞれの立場・視点から一緒に児童生徒を支え、教育活動の充実に努めてまいります。

 今回、貴重なお話を聞かせていただきました古橋様には、心より御礼申し上げます。  

 

グループ研修①

 今年度は、テーマをもとに教科指導2つ、自立活動1つのグループを設け、教科指導のグループをさらに「授業研究」と「事例検討」に分けて希望調査を行い、全員が第1希望のグループで研修を進めることになりました。
 早速、グループ研修会を実施し、グループごとのテーマを検討しました。
 今後は、決定したグループテーマをもとに一人一人がマイテーマを設定し、それぞれ研究を進めていきます。

【Aグループ(教科指導・授業研究)テーマ】
 「最適な学習環境を探り、主体的な学びを引き出す授業づくり」

 

【Bグループテーマ(教科指導・事例検討)】
 「多角的な視点を生かした事例検討」

【Cグループテーマ】
 「入院治療中である児童生徒の自立活動の在り方について」

基礎研修会

 6月28日(金)に、福島県立医科大学附属病院 リハビリテーションセンター 理学療法士 飯沼 香織 様を講師としてお迎えし、基礎研修会を実施しました。
 飯沼様から、リハビリテーションセンターの目標にある「ADL(日常生活動作)」と「QOL(生活の質)」について説明していただき、構成員や施設概要、リハビリ内容についても紹介していただきました。また、教員からの質問をもとに、「リハビリを行う上で大切にしていること」や「保護者との連携」などについても、普段の実践を踏まえて話していただきました。さらに、具体的な事例についての質問では、理学療法士だけでなく、作業療法士や言語聴覚士からの視点も大切になるとのことから、医療と学校の連携の必要性についてもお話をいただきました。
 活発な質疑応答が行われ、実施後、教員からは「医療側の様々なかかわりについて知るよい機会となった。」「からだのことだけでなく、リハビリを通じて精神面にもアプローチしていることや、家族支援も行っていることがわかった。」などの感想がありました。
 子どもたちには、多くの人がかかわり、支えたいと願っています。保護者の皆様をはじめ、医療に携わる方々、我々教員も、「目の前にいる子どもたちのために。」という思いを一つにしたチームの一員です。
 今後も、医療-教育が連携し、子どもたち、そしてそのご家族を支え、教育活動の充実を図ってまいります。
 今回、貴重なお話を聞かせていただきました飯沼様には、心より御礼申し上げます。