小学部体験学習「自分だけの赤べこを作ろう!」

 9月27日(水)に、小学部体験学習を行いました。

 今年度は、「①専門家からの話を聞いたり伝統工芸品を制作したりする活動を通して、福島県の良さを知り、関心や愛着を持つこと、②友達や教師と一緒に制作活動を行う中で、自分を表現したり、他者の意見や表現に触れたりすること」を目標として実施しました。

 当日は、福島県喜多方市にある若喜商店店主の冠木(かぶき)様を講師として、若喜商店、医大校、病棟のイベントルーム、ベッドサイドの4か所をオンラインでつなぎ、にぎやかな活気のある活動となりました。赤べこの由来や作り方についての説明が始まると、児童たちは真剣にうなずきながら聞いていました。また、実際の絵付け体験が始まると、しっぽや角、目など一筆一筆丁寧にかいていく様子が見られました。


 

 

 

 

 

 

  

 今回は、テレプレゼンスロボット(temi、kubi 以下、ロボット)を使い、離れた場所にいる講師からも、児童の手元や赤べこが見えるようにしたことで、直接そして折よくロボットを通して画面、音声でアドバイスがいただけたり、質問したりでき、児童はまるで講師が目の前にいるかのような感覚で絵付け体験を行うことができました。また、友達の赤べこを見て、ヒントをもらうこともできました。



 

 

 

 

 

 

 赤べこは、魔よけで幸運のお守りです。会津地方では、“困っているときに現れ助けてくれる幸運の牛”といわれているそうです。できあがった自分だけの赤べこに、児童は手を合わせて一生懸命願いごとをしていました。どんなお願いごとをしたのでしょう・・・。みんなの願いが叶いますように。

  あっという間の90分間でしたが、とても充実した時間となりました。