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ふくしま海洋科学館ゲストティーチャー

 6月11日(火)に、ふくしま海洋科学館(アクアマリンふくしま)からゲストティーチャーをお招きして中学部の体験活動を実施しました。
 アザラシのはく製をはじめハリセンボンやイトマキフグ、ウマヅラハギにアナゴやマダイ、マンボウの標本、セイウチの牙、カジキの吻(ふん)など、普段目にすることの少ない生物標本へ実際に触れ、細部を観察しながら話を聞きました。

   

 全長1メートルほどのマンボウは大人か子どもか・・・との問いに対して、多くが「大人」と答えるなか、大人のマンボウの実寸大シートを広げると・・・なんと、教室と同じくらいの大きさ。これには、各所から驚きの声があふれました。

 後半は、「生物は優しく扱おう。今日連れてきた生物は、みんなを傷つけないよ。」と、丁寧に説明を受け、生きたナマコ、ヒトデ、ウニに触れました。
 トゲで覆われたウニから細い糸状のものがでており、実は先端に吸盤のある「あし」であること。指を近づけると、そのあしが指に吸い付こうと追いかけてくることを体験する生徒もいました。

 

 今回は、校内を拠点とし、病棟・自宅をオンラインでつないでの実施となり、病棟にいる生徒はテレプレゼンスロボットkubiを遠隔操作して参加しました。ゲストティーチャーへお辞儀をしたり拍手を送ったり、マンボウの実寸大シートを見上げたり・・・と、まるでその場で参加しているようでした。終了後には、ゲストティーチャーが標本とともに病室を訪問。袋越しに標本に触れたり、直接質問したりすることができました。

 限られた時間ではありましたが、活動中は、終始生徒からの質問や歓声が途絶えることなく、充実した学びのひとときとなりました。
 実施後、生徒からは、驚いたことや面白かったこと、勉強になったこと、そして何より、貴重な体験をさせてくださったゲストティーチャーへの感謝の言葉がたくさん聞かれました。
 来校いただきましたゲストティーチャーのお二人には、心より感謝申し上げます。